木材の欠点

木材は、生木である樹木を裂いて板材や角材にしたものです。自然素材である木材は板材になってもまだ生きており、それが、木材特有のぬくもり感や優しさ感となって、多くの人々に愛されています。これは鉄やアルミなど人工素材には無い、大きな特徴と言えます。

反面、木材には自然素材特有の欠点もあります。当社では、これらの欠点のうちウッドデッキを御利用いただく上で致命的な欠点となりうる腐朽」と「シロアリ害」に対して細心の注意を払い、ウッドデッキが長期に渡りご愛用いただけるよう様々な対策を行い、それが当社独自のノウハウとなっております。

しかしながら、「割れ」「そり」「フシ抜け」「ささくれ」「退色」などウッドデッキの強度に直接影響を及ぼさない欠点については木材固有の個性と認識しております。これらの欠点は、木材を屋外で御利用いただくと必ず起こる現象であり、「木材が生きている」証であると考えております。

ウッドデッキやウッドフェンスを御採用いただくにあたっては、これらの点を是非ご理解いただき、ご了承を賜りますよう御願い申し上げます。木材の長所と短所を十分にご理解いただくことが、ウッドライフを末永くお楽しみいただくための第一歩と考えます。

割れ

●割れ
木材は月日が経つとその表面に「割れ」が入ります。

そり

●そり
木材はその収縮作用によって、「そり」が発生します。

ふし抜け

●ふし抜け
板の幅に対して1/3未満の「フシ」がある材が含まれます。また、これらのフシは経年変化によって、 抜け落ちるものが有りますが、デッキ材としての強度に影響を与えません

ささくれ

●ささくれ
木裏をデッキの表側にすると左の絵のようなささくれが発生します。小刀などで切り取り、サンドペーパーで仕上ます。

退色

●退色
木材は月日の経過にともない退色し、灰色(流木色)に変化します。定期的な塗り替えをお勧めしております。